8.この治療の究極の目標「生涯透析療法に入らない」
生涯の透析回避は誰もが願う目標です。
1987年にこの療法を始めたとき、これは夢のまた夢でした。
しかし現在では、進行はしていても進行速度がきわめて遅くなり、90歳になっても未だ腎機能が10%以上あると予測される患者さんが出現しています。
天寿を迎えるまでの20年~30年の長い年月には何が起こるかわかりませんが、机上の計算で回避が達成できそうな患者さんは確実に増えています。
さらに腎機能低下が止まっている「完全停止例」、腎機能が少しずつ良くなる「寛解例」も最近みられるようになりました。
停止例、寛解例はより生涯の透析回避の可能性が高い例と言えそうです。

図に示した停止例3例、寛解例13例はCcrでみても、eGFRでみても同じ結果でした。ここはCcrの図を示します。停止例・寛解例ともにすべてCcr>20m?/minで、あまり腎機能が低くては停止・寛解ともに生じないようです。
停止例・寛解例はこのガイドラインに示された治療を忠実に実行することで生まれました。
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