6.生活について
生活習慣の改善も治療効果を高め、腎不全進行を遅くします。
かぜの予防
手洗い、うがいの励行でかぜを引くのはかなり防ぐことができます。人混みに出るのを避ける、外出時のマスク着用も大切です。かぜを引いたら治療が必要ですが市販のかぜ薬服用は避け、また最寄りの医療機関で診てもらうこともなるべく避け、病状について主治医に電話で報せ、対策を相談してください。
喫煙
蛋白尿を増やし、進行を速くします。禁煙のための貼り薬(ニコチンパッチ)などで一日も早く喫煙をやめて下さい。
運動量
1日30分程度の散歩、5分程度の体操・ストレッチングはむしろ必要です。
脱水
発汗による脱水、下痢による脱水で腎機能を下げることがあります。夏に戸外で30分以上過ごすことは避けます。下痢は程度によっては病院で脱水の治療のための点滴が必要です。
寒さを避ける
冬は透析導入患者が多くなることから見て、寒冷は腎臓病に良くないようです。また交感神経活動が盛んになり、進行を促します。保温に気をつけて下さい。
肥満
体格指数25以上、またはウェスト高値(男性≧85㎝、女性≧90㎝)は腎不全を悪化させます。徐々に減量し、体格指数25未満とします。メタボリック・シンドロームが疑われる場合、同シンドロームの項目数を一つでも減らすようにします。表の項目のうち、4、5はほとんどの人にあります。1、2、3がないかどうかチェックします。
薬について
サプリメント等を服用するのを制限はしませんが、
主治医に服用しているサプリメントの名前を報らせることは必要です。漢方薬についても同様です。
抗菌薬で腎排泄性のものは、腎機能の程度に応じた減量が必要です。多くの抗菌薬は腎排泄性です。
別の医療機関で処方された薬についても報らせて下さい。
一番注意する薬は鎮痛・解熱薬で、これは原則禁止です。
カロリー不足
蛋白制限食下では容易に起こります。食事の間隔を6時間以上あけないこと、空腹時にカロリーを補うため、50-80Kcalの食品を携行することが必要です。体重は少なくとも現状維持を心がけ、減って行くのは危険信号です。
長時間のデスクワーク、心理的ストレス等
避けるべきですが、今のところこれらが腎機能を悪化させたという報告はありません。
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