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当院の診察方針

  1. 開院以来の治療成績は?

    1. CKD患者さんの通院数、ご住所
    図aのように、2011年4月30日現在288人になりました。

    図a.患者さん(288人)がどこから来院しているか
    19因子
    (クリックすると大きい画像が表示されます)


    糖尿病性腎症は47人で、全体の16.3%です。

    遠方から来院されている方も図aに示すように多く、
    全国各地から都心に出てさらに取手市までお出でになるのは大変なことと、心を痛めています。

    2. 進行しているか、あるいは停止しているか
    非糖尿病性腎症(NDN)で通院している人は241人、うち12ヵ月以上通院している方は108人、そのなかで進行がまったくみられず停止している人が64人です(表1.)。

    糖尿病性腎症(DN)で通院している人は47人、うち12ヵ月以上通院している人は28人、そのなかで停止している人は16人です。


    通院数(人) 1年間以上観察できた人 進行が停止している人
    非糖尿病性腎症(NDN) 242 108 64
    糖尿病性腎症(DN) 47 28 16

    定義:
    非糖尿病性腎症(NDN)
    糖尿病性腎症(DN)
    完全な停止:1年間以上、以下の二つの腎機能が変化していないこと
    ①クレアチニンクリアランス(Ccr)*が前値の±5%未満の変動
    ②糸球体濾過量(eGFR)*が前値の±5%未満の変動
    *コラム:この二つの腎機能検査参照

    3. 究柱の目標「尿蛋白0.3g/日未満の達成

    図b.尿蛋白0.3g/日未満は、「生涯の透析回避」のパスポート!

    (クリックすると大きい画像が表示されます)
    尿蛋白0.3g/日未満は
    右の図bの患者さんにみられるように何年にも亘って 腎機能(eGFR、Ccr)が進行を示さない、
    きわめて安定した状態です。












    「4つの柱」はこれを目ざしています。


    (クリックすると大きい画像が表示されます)


    しかし、10年、20年と進行させない為には、いくら良い条件に恵まれていても油断しないで、
    ある程度の生活上の規制が必要です。

    その規制とは

    • (軽度の)蛋白制限
    • 塩分制限
    • 肥満のある人では体格指数(BMI)24までの減量
    • 家庭血圧測定
    • 適量以内のアルコール摂取

    です。
    また喫煙は進行を促し、動脈硬化も促し、がん発症にも関係するので完全にやめて下さい。

    どうしてもやめられない人には、良い禁煙外来をご紹介します。


    表aを見ると糖尿病性腎症(DN)で尿蛋白0.3g/日未満達成率が13.0%と低いのが目立ちます。

    表a.クリニックの成績

    (クリックすると大きい画像が表示されます)

    透析医学会の集計では糖尿病性腎症(DN)から透析に入る人は2009年末44.5%に達し、
    年々その率は上昇しています。
    CKD対策とは、すでにDN対策になっていると言っても言い過ぎではありません。
    クリニックではこの「手強い相手」対策に真剣に取り組んでいますので、
    達成率は年々に上昇させることができると思います。

    DNの治療成績改善に向け考えている対策
    1. より厳密な血圧管理
    2. (一部の人へ)蛋白制限の強化
    3. 新しい抗蛋白尿薬(尿蛋白を減らす薬)の応用

クリニックの治療は他の治療と、どこが違うのか?

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