当院のご案内
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進化するCKD保存療法
1987年に取手協同病院で始められたこの治療法は、誕生以来ずっと改良を重ね、始めに比べ取組みやすいものとなり、治療成績も向上しています。
この治療に参加する患者さんの共通する思いは、言うまでもなく
"透析療法に一生入りたくない"
です。
"生涯の透析回避"
を目標として細部に改良を加え、
2010年4月の集計では当クリニックに通う118人のCKD患者さん中52人(44%)が腎機能がまったく低下しない"完全停止"ないし腎機能が少しずつ良くなる"寛解"を示しました。
完全停止・寛解は「生涯の透析回避」につながるものです。 -
24時間蓄尿(月1回)、家庭血圧測定が柱の、患者参加型の治療法です
せっかく患者さんが勉強し、いろいろ質問したいのに、それをさせない雰囲気がまだまだ多くの医療機関にはあります。
この治療法は患者さんが家庭で忙しく立ち働らかないと、なり立ちません。
世界中の腎専門医が放棄しつつある「蓄尿」があってはじめて良い診療となります。
また絶えず変化している血圧の実態は、家庭血圧測定で知ることができます。
この二つについて解説パンフレットが用意されており、スタッフが時間をかけて説明します。
検査結果は1時間以内にわかり、その中の主要なデータは手帳に抜き書きし、説明します
CKDの診療はデータにもとづいてすぐに変更したり追加しなければなりません。
病気の変化に合わせた素早い対処が必要です。
当クリニックではドイツのシーメンス社の自動分析機を備え、
血液と尿の検査結果を40~60分以内に知ることができます。
検査データを印刷して患者さんにお渡しする医療機関が増えています。
そのことは以前に比べて改良された良いシステムなのですが、
紙一面に印刷されたデータのどれが重要なのか、患者さんにはわかりません。
当クリニックでは2枚のデータシートをお渡しすると同時に、「腎臓病手帳」(無償で提供)に重要なデータを記入してそれを元に説明します。
相手は複雑に変化する病気ですから、こうしないと患者さんには仲々わかりません。
また主治医もデータの変化を見逃し治療が遅れるのを防ぐことができます。
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「尿蛋白主犯説」を信じ、尿蛋白を減らす、あらゆる手段で治療します
尿蛋白排泄量を1日0.3g未満とすると、CKDの進行は完全に止まり、透析回避の切符が手に入ります。
1.血圧コントロール
2.ゆるやかな蛋白制限、食塩制限
に加え、
3.腎保護作用を持つ薬剤投与
の三つの方法で尿蛋白排泄量を減らします。
これでも0.3g未満とならない場合もありますが、さらにいろいろな治療法を研究中です。
16ある進行因子の中で蛋白尿は最強の進行因子で治療が難しいのですが、ほかの15の進行因子の調節・治療は幸いそう難しくありません。 -
最強の敵「糖尿病性腎症(腎症)」に悩んでいる方、大歓迎です
腎症から透析療法に入る方々は次第に増えています。
元になる糖尿病は800万人以上に増え、さらに勢いを増しています。
透析患者数も腎症の増加でさらに増えると思われます。
腎症の多くは3g以上の蛋白尿を特徴とし、腎機能は急速に低下してゆきます。
通常の降圧療法、薬物治療はほとんど無効です。
24年間の経験 に裏打ちされた多面的療法で立ち向かいます。 -
遠方の方でも、かかることができる工夫をしています
現在通院中の方の住所は関東地方が96.6%ですが、青森県、三重県、広島県の方も居られます。
通院間隔は病気の安定度により1カ月~3カ月です。
他にはない診療内容ですから、遠方の方々も満足して帰ってゆかれます。
また通院が難しい方は蓄尿の一部をクリニックに送っていただき、
分析結果にもとづいた食事内容その他のご指導を文書で行う
「遠隔指導(テレメディシン)」
を受けることもできます。
遠隔指導を受けるにはCKD患者の会「腎生会」に入会していただく必要があります。 -
ポイント・オブ・ノー・リターンはあるのか?
ポイント・オブ・ノー・リターンとは
「もう治療をしても無駄、透析療法に移行しましょう」
となった腎機能を指します。
このポイントとは計算で求めた糸球体濾過値(eGFR)で5mℓ/min/1.73㎡です。
しかし未だこれ以上の腎機能があれば、CKD保存療法を始める意味はあります。
そして始めた結果、腎機能が徐々に下がる進行が止まり、安定する人も少なくありません。
透析に入らなければならないポイントはありますが、
上に述べた腎機能以上が残されていれば「遅過ぎます」というとはありません。
もちろん毎日体重を調べ、来院毎に血液と尿検査、胸部レントゲン、心電図を検査する、「超低空飛行」にはなりますが。
実際eGFRが7mℓ/min/1.73㎡、Ccrが10mℓ/min前後と強く低下していても1年以上それ以上低下しない人も現在数人通院しておられます。
安心して診てゆける条件の一つはやはり1日の尿蛋白0.3g未満で、この条件にあてはまらず、尿蛋白0.5g-0.7gの人では進行して透析に向かうのは避けられません。
他で透析療法を宣告された人にもまだまだ保存療法で頑張れる人は沢山居られるようです。
ポイント・オブ・ノー・リターンは存在しますが、eGFRで5mℓ/min/1.73㎡、Ccrで8mℓ/minで、かなり低い値なのです。 -
「透析も良いものですよ」は信じられますか?
血清クレアチニン値が3mg/dℓを越えたレベルから、時には2mg/dℓを越えたレベルから主治医から「将来は透析に入る運命を免れない」と説明され、「透析のある人生も、良いものですよ」と言われることがあるようです。
日本の透析医療の水準は高く、透析開始後の患者さんの寿命は世界で最長です。
日本では、行き届いた透析療法を受けることができます。
しかし、日本では腎移植を受けるチャンスがほとんどないのに比べ、欧米では腎移植を受けられるチャンスがかなりあります。
移植された腎臓での生活は透析から離れた自由度の高いもので、約10年間はそれを続けることができます。
この点が日本と欧米の大きな違いです。
言いかえれば、日本では透析に入れば「一生そのまま」なのに対し、欧米では平均して透析期間の3分の1の期間を移植腎で生活することができます。
透析療法に入ると身体障害者1級と認定され、いろいろな特典があります。
また医療費もほとんどかかりません。
保存療法では腎機能が下がるほど、医療費は高くなるので、
「こんなにかかるのなら、いっそ透析療法に入った方が良いのでは」
と思われがちですが、長い間保存療法を受け、透析療法に入った人に透析療法の感想を聞くと、
「前の保存療法の方が良かった」
の声が圧倒的です。
当クリニックでは生涯透析に入りそうもない人も44%増えています。血清クレアチニンが上昇していても「透析に入るのは運命」ではありません。
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患者さん、関係者からの「淨財」を基金とし、新治療法を開発しています
クリニックに併設された「腎臓病治療研究所」に於いて
蛋白尿を減少させる治療法「抗蛋白尿療法」を開発しています。
詳細は未だ発表できませんが、現在3種類の治療法を検討中です。
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